西天満 ビストロノミー Restaure(レストレ)

関西屈指のパティスリーラヴィルリエの美味しさは誰もが知るところだろうが、オーナー服部シェフのもとで修業をしてきた女性シェフがラヴィルリエのフレンチ店を任されて新店がオープンした。

 その名はRESTAURE(レストレ)

a0206577_12400144.jpg





 以前は、神山交差点にあったお店から店名も変えてまったくの新しいお店としてデビューした。

個人的にはラヴィルリエカラーというのが深いエンジ色というイメージだったが、今度のお店はガラリとシックなイメージに変えた。さらにガラス越しに店内の様子もわかります。

<さっそく店内探検>
京都フレンチのように坪庭はありませんが、全てにおいて落ち着いたトーンで本格的なフレンチを楽しむ事ができそうです。

入ると、店内は非常に静か。

a0206577_12461053.jpg
ここは、軽くアラカルトとワインを一杯的なコーナーか?
a0206577_12462168.jpg
広いカウンターはオープンキッチンで、シェフと会話をしながら料理を楽しむ事ができる適度な高さ。イスも特注なのでしょうか、すわり心地がいいです。

 二階にはシェフの「料理教室などに使ってもらったら」という意向からなんと!スチームオーブンが鎮座しています。
a0206577_12514816.jpg
これだけの調理スペースがあればいろいろな用途が展開できそうですね。

<7000円のお任せコースを解剖する>
料理を前に、「うーん、季節だあ」と唸るのが和食。「うふふ」となるのがフレンチであるとオイラは思っています。
「ビストロとガストロノミーの中間である」ビストロノミーと自ら定義したお店の料理はいかに?

広く落ち着いたカウンターの真ん中に陣取り、乾杯。喉が渇いていたオイラはビールを一杯。
今回はペアリングを頼みました。選ぶのはワインの「変態」、服部シェフの弟さん(笑)この人に頼んでおけば、間違いありません。今回も凄く良かった。彼曰くオープン前に「鶴齢」の酒蔵で一週間ほど手伝ってきたそうな。ほほー、という事は日本酒も出てくるんだ(笑)楽しみ、楽しみ。

まずはアミューズから

①牡蠣のタルト
a0206577_12443848.jpg
自家製のタルトに牡蠣とクロテッドクリームをライム果汁と皮で風味づけ、上から鹿節を削ったもの。口の中に二重、三重のコクと残り香が広がっていきます。もう一個食べたいと思せるのがアミューズだよね。

②鰹のマリネ
a0206577_12445941.jpg
美しいガラス皿に登場したのはカツオの赤ワインマリネ。新玉ねぎのムース、アイコトマトと山葵のシャーベット、香り糸ネギ&茗荷パウダーという凝った作品。この時点ではまだフォカッチャなかったので、玉ねぎのムースを少し残してしまった・・・くぅ・・残念。
どんだけ食いしん坊やねん、俺(爆)

③ツブ貝とフェンネルのスープ
a0206577_12450379.jpg
ラベンダーアスパラを浮かべた温かなスープ。シェフによるとこちらは好き嫌いが分かれたそうだが、ツブ貝の食感とスープのコクは同期していたように思うが。お客によってはもっとクリーミーなものを期待したのかもしれない。

アミューズの最後、岩崎さんは牡蠣を。
オイラはチーズ&サラミに。

④徳島明朝岩牡蠣
a0206577_12450764.jpg
エシャロットのソース、牡蠣には白ネギのヴィネグレットとほうれん草、海水のジュレがかけられている。
 オイラは食べてないが、海水ジュレ・・の時点で非常に濃厚な味わいを想像する。無菌処理された岩牡蠣だそうだ。

④ピエールオテイザのサラミと吉田牧場のチーズ
a0206577_12451122.jpg

・・・前から食べたかったんだよね、このチーズ。

歯ごたえのあるチーズをゆっくりワインで味わう極上の瞬間でした。

ここでアミューズが終わり、前菜へ・・・やばいぞ・・・お腹がもう満腹へ向かっているかもしれない(-_-;)

⑤前菜 鰻
a0206577_12451566.jpg
鰻、ごぼう、しらネギを赤ワインで煮て、パータフィロ(春巻)の中にはごぼうとしらネギ、ソースはマディラを使ったソース。下の緑色の物がグリンピースと枝豆のピューレ。
鰻も美味しいけど、この春巻がなんとも~。ワインがすすみました。

 パリで調合してもらったというミックススパイスがパンチを効かせています。

⑥メイン 鰆のポワレ
a0206577_12451975.jpg
ソースは桜エビのアメリケーヌ、上には桜エビと新玉ねぎのフリット、緑はルッコラのピューレ、キャベツのパウダーを振っている。鰆と海老のソースの相性がとてもよく、添えてあるフリット、ピューレ、パウダーが良いアクセントになっていました。

⑦デザート
チョコレートプレート
a0206577_12452974.jpg
⑧お茶 いろいろ選べたが なんと柳桜園のお茶が用意できるというので迷わずそれ(笑)
a0206577_12475134.jpg
あー、いい按配でした。

<ペアリングについて>
今回のペアリングには、熟成ワインや、農口研究所の「農口」を常温で出したり、
a0206577_12463708.jpg
鶴齢の吟醸を用意したりと
a0206577_12470173.jpg
担当の服部君があれやこれや世話をやいてくれた。黒子のような存在で、料理を演出、
a0206577_12465858.jpg
赤も白も外れたものはなかったと思います。
a0206577_12465448.jpg
<人の縁がプロフェッショナル 藤原律子を産んだ>

 料理教室主宰から一気にプロの料理人として駆け上がっていく様は見ていて小気味よい。
自称「料理研究家」のほとんどがたいした事のない人々で溢れかえっている中で彼女は本当のプロになった。
a0206577_12474374.jpg
 服部シェフというお釈迦様の掌のひらの上で苦悶、葛藤、修業。そして力のある幾人かの著名なシェフの下で武者修行を繰り返し成長してきた。
料理人の一生には誰もが幾つかの峰を乗り越えて、一気に才能が開花していく瞬間(とき)がある



 あなたは幸運だ。

 その瞬間を確かめるために、彼女の「楽しいフレンチ」を味わうべく西天満に向かうべし。
a0206577_12582832.jpg
------------------------------------
●RESTAURE(レストレ)

17:00~21:00 コースと事前連絡あればアラカルトも
21:00以降は、バータイム

大阪市北区西天満3-2-10
TEL.FAX. 06-7509-6745
営業時間 17:00?24:00
定休日 日曜日

※2018年6月現在 コースは7000円(税サ別)、別途お酒のペアリングが用意できる。

レストレフレンチ / なにわ橋駅北浜駅南森町駅
夜総合点★★★★ 4.2


by yuzurin77 | 2018-07-23 13:00 | フレンチ | Trackback | Comments(0)

トラックバックURL : https://yuzurin77.exblog.jp/tb/238670235
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。