人気ブログランキング | 話題のタグを見る

祇園 呂色

昨年のオープンから2ケ月半。これから話題をさらうであろう小霜シェフの「祇園呂色」へ。
スタッフの連携も見事、料理も見事なランチとなりました。
祇園 呂色_a0206577_16244124.jpg




祇園 呂色_a0206577_16243538.jpg
呂色。
和色451色のひとつ。
日本古来の色として「何ものにも混ざらない漆黒の黒」、ぶれない色合いを小霜シェフは志向するようだ。
祇園 呂色_a0206577_16242364.jpg
フレンチの枠に拘らずに、自分の表現をもっともっと深堀りしてみたいと仰るこのお店は花見小路四条西入るの井澤ビルの5階。

コシモプリュスの2号店ではなく、小霜シェフの2号店なのだ。
ワインは佐橋さんがセレクションしたペアリング(ハーフも可)。
サーブする女の子たちも全てソムリエなのだ。
祇園 呂色_a0206577_16241762.jpg

まずは本日のメインをお客が選べる。愛知のA5の和牛、仔羊、シャラン鴨、山鳩といったジビエも入れてあれこれ迷うところだが、オイラは鳩を選択。
祇園 呂色_a0206577_16242827.jpg

プリュスに行けどもタイミングが悪く、このところずっと小霜シェフ自身の料理を食べてなかったが最初のアミューズがとても良かった。

・アミューズ
祇園 呂色_a0206577_16240924.jpg
写真の一番左側のスプーンに盛ってあったのが収穫から5日間しか経ていないフランス産のキャビアを載せた白魚のムースクリーム。レモンであえる事で、コクが二重三重に踊るような感じ。これ!これだよ。久々にコシモマジックを味わう幸せ。

 カトラリーはフランス王室御用達のChristofle。
祇園 呂色_a0206577_16211184.jpg
まさに芸術品。さらにお皿やカップは特注の有田焼で構成されているので、器が好きな人にも楽しめると思います。

一皿目のお皿は見事なグラデーション。その上に乗るのはタイラギ貝。スダチが甘さを引き出す一品。三色の胡椒が添えられている。
祇園 呂色_a0206577_16235446.jpg

二皿目は、長四角の皿の上には河内鴨バリエーション。
祇園 呂色_a0206577_16232933.jpg
左から胸肉、皮、心臓、ズリ、そしてなんと、生レバー。
祇園 呂色_a0206577_16233596.jpg
ぐあ!ワインというよりも日本酒、あるいはモルトだってあいそうな逸品。
祇園 呂色_a0206577_16233939.jpg
写真上部にちらりと写ってる小皿は、国産の胡麻油。シェフ曰く国産の胡麻油は0.08%なんだそう。その中でもさらに上級の黒胡麻油を使って供された。いい香りが、レバーと合います。

本日のペアリングワインは佐橋さんセレクション。
祇園 呂色_a0206577_16223417.jpg
聞けば、なんと~あのそむりえ亭の樋口さんを師匠と仰ぐお方(笑)おしゃべりも上手でワインに詳しくなくても安心して任せる事ができるだろう。

三皿目は
 ツブ貝と鳥取の原木しいたけ
祇園 呂色_a0206577_16232522.jpg
この時のワインはこれ
祇園 呂色_a0206577_16231741.jpg

四皿目、見事な有田焼きのお皿に出てきたのが牛タン。
祇園 呂色_a0206577_16231246.jpg
上には生で食べられるエノキを添えてあるが、ソースにはトリュフ、ショウガを加えているそう。オイラが味わったところ濃厚な味わいだが、少量のミソも入れてないのかな?と。一つの味わいが終わると、次の味わいが襲ってくるのが小霜さんの料理の特徴なり。
ペアリングはこれ
祇園 呂色_a0206577_16230811.jpg

五皿目は、グジの鱗焼き。落ち着いた朱色に黄色のソースが映えます。

祇園 呂色_a0206577_16222134.jpg
この有田焼きもいいですねー
祇園 呂色_a0206577_16222894.jpg
この時のワインがこれ
祇園 呂色_a0206577_16221520.jpg
宴もたけなわです
祇園 呂色_a0206577_16225698.jpg
で、いよいよメイン。石焼蒸しにしたお肉の数々が登場。
祇園 呂色_a0206577_16220754.jpg
いや~、やっぱり冬のジビエは美味しいです。
祇園 呂色_a0206577_16215158.jpg
山鳩の肉はそんなに固くなく適度な熟成度合。
祇園 呂色_a0206577_16214313.jpg
この時のワインはこれ
祇園 呂色_a0206577_16215635.jpg
六皿目は、窯炊きのご飯。カニがびっしりと入っています。
祇園 呂色_a0206577_16213850.jpg
取り分けたカニご飯には清水の桜海老のかき揚げ。
祇園 呂色_a0206577_16213351.jpg
お味噌汁には、蟹身がたっぷりと乗っています。
祇園 呂色_a0206577_16212874.jpg

デザートは、舌の上で溶けていくようなメレンゲを上に、イチゴ、冷たいアイスクリーム。
祇園 呂色_a0206577_16204205.jpg
ラストのワインはリースリング
祇園 呂色_a0206577_16204848.jpg
メレンゲの作り方がやっぱプロ(笑)
祇園 呂色_a0206577_16203421.jpg
小菓子はプアール茶と、樽に入っているのはチョコレートクッキーと麦チョコ?
祇園 呂色_a0206577_16201071.jpg
最後まで、遊び心一杯の御料理でした。


<祇園 呂色>
祇園 呂色_a0206577_16230142.jpg
祇園・呂色( ろいろ )

京都府京都市東山区祇園町北側266 井澤ビル 5F

TEL : 075-541-5510

日曜定休(月1回不定休あり)

ランチは税サ込みで、今回は11800円なり。




第2回プラチナブロガーコンテスト



by yuzurin77 | 2018-01-29 16:43 | 京都